数学学習のStep 1段目から2段目

以下の記述は河合記述模試偏差値65未満、センター8割未満の方向けの記事です。
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階段を昇る~数学学習のStep~
1 中学校段階のつまずきを解消する。
2 理解を促す教材(授業も含む)を利用しながら教科書レベルの例題を潰す。
3 教科書レベルの類題を解き基本問題に対する反応速度を上げる。
4 教科書の発展問題を理解し、記憶する。
5 適切なレベルの総合問題集で入試典型問題を押さえる。
6 類題で演習量を増やし、反応速度を上げる。
7 Step5の穴を埋めつつ、傾向対策へ。
スタートラインの決定と到達目標
・Step6までの学習で、河合記述模試で偏差値60を突破し、センターでは傾向に頼らずともコンスタントに8割程度の得点ができるようになります。
・中学時代に数学でつまずいていた人は、期間を決め一気に復習を終えましょう。特に関数と幾何の復習を徹底的に。
・中学では数学が得意だったが、高校の授業についていけなかった人、数学に自信のない人は、Step2から始めます。
・高校の定期テストで大方満点をとっていた人もStep2から始めてみましょう。真に実力があればすぐに終わりますし、意外なつまずきに気づく場合が多いです。
ロッククライミングを防ぐ
・当然ながら、センター対策や二次対策はStep7以降の話です。
・例題のみが解けるようになって安心せず、類題を大量に解く期間を設けましょう。特にStep3、Step6の学習を独学では飛ばしがちです。注意してください。
計算ミスについて
・計算ミスはケアレスミスではありません。単純に計算力が欠けていると考えましょう。
・自分に計算力が欠けていると思う場合は、百ます計算や小学校のドリルなどを利用し一日10分程度学習します。
1 中学校段階のつまずきを解消する。
目的
・中学レベルの問題で悩まない。
推薦使用教材
・『ニューコース問題集中1数学 新版
・『ニューコース問題集中2数学 新版
・『ニューコース問題集中3数学 新版
方法
・解説部分を読み、問題を解きます。
・ポイントは、一瞬でも迷った問題は解けなかったものとして扱うこと。中学レベルにまで遡って学習をするメリットは、まさにこの反射神経を養うことにあります。
・中学履修レベルまでは基本的に、一見して複雑なやり方は存在しません。すべての問題が、見た瞬間に手が動くようになるまで繰り返します。
・毎日前日の復習を行いましょう。何度も紙に書いて学習をしてください。頭の中で解法が浮かんだら終わり、という学習姿勢ではこの段階まで戻った意味がありません。注意してください。
・学習しながら、多くの人が自分の計算能力について不安に思うはずです。そう思ったのならば、前述のとおり、計算能力を鍛えるような訓練を行いましょう。方法についても前述のとおりです。
・推薦教材である理由は特にありません。量がこなせるならなんでも構いません。教材の選定よりも、手を動かすことに時間をかけましょう。
期間の目安
・一日あたり3-4時間程度数学にかけられる浪人生を念頭においています。
・現役生は授業に並行してできる限り早く穴を埋めてください。特に平面図形の授業に入る前に、中学の幾何だけは終えるべきです。
・中学時代に5段階評価で4-5だった生徒の多くは、1-2ヶ月集中的に取り組み、身につけています。
・一方、中学時代に漏れがあるというよりも、抜けすなわち欠陥を抱えていた人は、3ヶ月程度かかると思ったほうがいいでしょう。中学の授業に主体的に取り組まなかったり、寝ていたりしていた人の多くがそれくらいかかります。
メリット
・この段階は、本当に辛い学習となります。しかしながら、この後に行う高校の学習につき、ふたつの点で他の受験生を圧倒することができます。
・ひとつは、わずかな学習で高校基本レベルが身につくこと。わずか1-2ヶ月程度で、進研模試であれば偏差値65-70程度は簡単にとれるようになります。
・もうひとつは、驚くほどに得点力がつくこと。多くの受験生は解法が浮かんでもそれを答案に表現する力が欠けています。その原因のひとつに途中式の計算を誤ってしまうことが挙げられますが、そのミスが激減します。それだけで、多くの場合、頭に浮かんだ解法が直接得点に結びつくようになるのです。
十分な問題演習の後、すべての問題について見た瞬間に手が動き、計算ミスなく解答ができたなら次のStepへ。
2 理解を促す教材(授業も含む)を利用しながら教科書レベルの例題を潰す。
目的
・教科書レベルの例題を通じ、公式、定理を正しく理解する。
・理解できた公式、定理を正確に運用できるようになる。
・高校学習の基本となる知識に、抜け・漏れを絶対に残さない。
推薦教材
 理解系(A)
・『はじめからわかる数学Ⅰ・A
・『はじめからわかる数学II・B
 参考書兼問題集(B)
・『高校これでわかる数学I+A
・『高校これでわかる数学II+B
推薦教材についての諸注意
・Aについては、これに変わるものは現状ないように思います。
・Bについては、いくらでも代わりがあります。例えば、高校の教科書を利用しても構いませんし、白チャートでも結構です。
・ただし、黄チャートや青チャートは代用できません。
・黄チャートについて。黄チャートは不要な問題を省くことで、代用できますが、このページの記述は自習での利用を前提にしています。この段階の学習をしようと思う人に、不要な問題を省くだけの学力は端的に言って期待できません。この段階で理解できなくて当然である問題に、いつまでも時間を割くのはもったいないので自習で使うのであれば別の教材を利用してください。
・青チャートについて。難易度が高すぎることは当然として、この段階で身につけるべき問題数が絶対的に不足します。それだけで推薦はできません。
・これら2冊は使用者が非常に多いため、注意を喚起しておきました。
学習方法
1)Aの見開き1ページを学習する。
2)関連する公式・定理を確認してから、Bの該当する例題を解く。
3)例題が解けなければ、以下の処理を行う。
 1 解説を熟読し、問題を見て気づくべきこと、行うべきことを言葉にしてノートに書く。
 2 問題とノートに書いた言葉を頭に入れてから、類題を解く。
4)翌日に復習を行う。復習の際は、問題を見てから前日に書いた言葉が浮かぶかどうかを重視する。なんとなく解けてしまった、は解けなかったものとして扱う。
5)解けなかった問題は1)から学習をし直す。
6)以後、適切な期間をおいて復習をする。
7)6)までの学習を単元ごとに行う。節末問題は解かなくてもよい。理解できる問題がすべて理解できたら次の単元へ。
8)理解できない問題、言葉にできない問題は飛ばす。今の段階では、その問題は復習をしても点数に結びつかない。将来的に理解できるようになることを期待して、勇気をもって飛ばす。
例題のすべてにつき、見た瞬間にやるべきことが言葉で浮かぶようになったら次の段階へ。続く。

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